2017年春号1

健康太一ミニコラム:2017年春号1

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2017年、黎明を告げ?ヨッコラショと、年老いた気功鳥二羽がはばたこうとする年。健康太一ミニコラムも、衣替えしてスタートです。新春第一弾は、「開合功」と「脱力のヒント」の二本立て。乞う、ミニコラムご愛読! よろしくお願いしま~す m(__)m

02 “脱力”のちょいヒント

「力を抜きましょう」「無駄な緊張を取り去りましょう」と、繰り返し繰り返しサークル活動中には言っていますが、なかなか上手くいかない人も、残念ながらまだまだいらっしゃいます。日頃の緊張傾向、残存がそれだけ強いということかもしれませんが、そんな人のためのちょっとしたヒントを申し上げましょう。

それは、自分自身が骨として動くこと。動作そのもの、すなわち筋肉を意識するのではなく、骨を移す、という方法です。例えば、膝と股関節を折り曲げて腰を下げよう、と意識すると、外側の筋肉を使いがちとなり、動作が重くなりがちです。でも、お尻(尾骨、坐骨)をただ下へ、重力に任せてストンと落とすだけだと思うと、無駄な筋緊張が働かず、楽に動かせます。場所から場所へ、ただ骨を移動する、といった感じです。 ぜひ、試してみてください。

01 ありとあらゆるものにある開合のしくみ

陰陽開合する太極図

陰陽、開合、転換して止むことのない太極図

申年が往き(閉)、酉年が啓く(開)、2016、年の瀬、ふと連想が湧きました。開合功についてです。
両手を開いたり閉じたりする開合功は、気功や太極拳ではお馴染みの動作ですが、何も「手」だけに限ったものではありません。

首を前に閉じれば合、後ろに倒せば開。その逆も真。胸を閉じれば合、開けば開。背中も同様。股間部も、そう。体中、至る所が開合し、協調して連なりあっています。そして、開、合、開、合することで、気が運ばれ、運行、循環していきます。

サークルの「元気気功」でやっている背骨の前後揺動にしても、開合功をしているのに他なりません。太極拳も、然り! 呼吸も、同じ。

あらゆる動きが開、合し、陰陽転換していきます。体を動かすとき、いまは開なのか合なのか、開合転換はいつなのか、そんなことを思ってやってもらえば、動きの質が変わってくると思います。