愛犬レイの小さな闘病記

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レイの闘病記画像

愛犬のレイが、肛門の病気に! 初めてつけたカラーのせいで、臨時の犬小屋造りに励むことに……

一難去って、また一難。昨2015年に続き、またしてもちょっとしたトラブルが、2016年の年の瀬12月に、愛犬のレイを襲いました。最初の一難は、目の病い。このときの成り行きは、別稿の「ステビアが凄い、すごすぎる!」で紹介させていただきました。

⇒ ステビアが凄い、すごすぎる!

今回は、下のほう、お尻です。
で、その話に入る前に、レイが我が家にやってくることになった経緯について、少し触れておくと……。

レイが我が家にやってきた!
若かりしときのレイ画像

我が家に来た頃のレイ。上の写真は、笑っているのかな?

レイの出自は、実はよくわかっていません。顔や姿、形からすると、どうやらポメラニアンとパピオンのミックスではないか、と、よくいわれます。出会いは、ちょうど5年前、2011年の12月頃。スーパーの近くでウロウロして落ち着かない様子で吠えていたのを、たまたま娘が通りかかり保護、交番に連れていったことからでした。そのときは単なる迷い犬で、すぐ飼い主が現われるだろうと思っていたのですが、案に相違して、保健所送りとなり、このままでは殺処分に……。娘は居ても立っても居られなくなり、主人の了解を得て、自分で飼うことを決めました。とはいえ、マンション暮らしの結婚間なしの身では、なかなかに大変なこともあり、2年後の秋に「お母さん、どう?」って、連れてきました。というのも、我が家で飼っていたかつての愛犬リュウが1月末に亡くなっていて、その後継犬として飼って欲しい、というわけです。

それで、Sumもいささかお気楽に、アア、イイヨと言うんで飼い始めたのですが、これが結構、大変。出会いが出会いであったせいか、娘にすっかりなついていて、娘の姿が見えないと不安に駆られるよう。当初は吠えてばかりで、脱走すら、何度も試みる始末でした。それでも、毎日、朝夕散歩に連れていき、食事を与えているうち、段々と落ち着きを取り戻し、目もすっかりやさしくなり、ようやく我が家にも周囲の環境にも馴染んでくれるようになりました。

そうして1年、2年が瞬く間に経ち、年齢不詳ながらも、十数才にはなるようで、やはり齢なのかなあ、最近は耳や目が悪くなったんじゃない? とSumと話し合っていたら、案の定、目がおかしくなって。幸い、こちらのほうはステビア効果もあって持ち直し、たまに帰ってくる娘も、「なにやら若返ったみたい」と言って喜んでくれたのですが、翌年にまたぞろ体に異変が起きたという次第です。

肛門嚢炎で2、3週間、加療を要す!

その日、いつもと同じようにレイを連れて散歩に出かけたんですが、どうも様子がおかしくて、ウンチがうまく出ないんです。なにかお尻を気にするようだし、一体どうしたんだろう?

ネットで調べてみると、肛門の近くには肛門嚢と呼ばれる器官があって、ここから分泌液が排出され、においつけやマーキング、犬同士の挨拶に利用するらしい。でも、小型犬の場合、時々この部分で目詰まりを起こすことがあるというんです。それで、肛門絞りというのを、慣れない手付きでやってみたけれど、においが出てこない……。これは、どうも変? 一度お医者様に診てもらったほうがいいのかもしれない。そう思って、夕方さっそく、行きつけの動物病院に連れて行きました。すると、やはりこの部分で炎症が起きていると言われて、注射を打ってもらい、あとは、すぐ連れて行ったこともよかったらしく、飲み薬を2、3週間続け、様子をみることになりました。そして、患部をなめて悪化させることのないよう、カラーも付けることが決まりました。はじめカラーは嫌がるのではないかと心配したんですが、幸い、そんな素振りもなく、家に連れて帰ることができました。

急場の犬小屋造り

家に帰って、すぐ気がついたのは、カラーをしていると、その部分がつかえて犬小屋に入りにくく、入ったとしても、中で方向転換もままならないことでした。これでは当然、入るのを嫌がります。

そこで、家にある古いスーツケースとかベビーバスとかありあわせのもので造ってみました。ところが今度は、ちゃぶ台代わりにしている縁石と段差が生じ、お気に召さないよう。どうしたものか……。要するに段差を消せばいいと気づいて、段ボールを下に敷き詰めることにしました。これで、どうやら納得してくれたみたい。ふー、ヤレヤレ、一安心です。

レイの急造小屋

左は段差があって失敗。下に段ボールを敷き詰めて、ようやくOKに!

ハーブパウダーで食事改善
レイ元気にウメと遊ぶ画像

見舞いに来た娘の二代目愛犬ウメと

次にしたのが、食事の改善。基本は、玄米ご飯に野菜等(キャベツ、人参、モロヘイヤ、炒り子、納豆2,3粒もしくは万能酵母液大さじ1杯)を混ぜたものなんだけど、冬場になって、ステビアの葉っぱをやることもなくなっていたので、それを思い出し、別途作り置いていたハーブ(ステビア、ホーリーバジル、ゴッコラ)のパウダーをそれに加えて、与えるようにしました。

まあ、お薬ももらっていたし、そのことによる効果の程ははっきりしませんが、それでもどんどん良くなってきて、結局、3週間まではかからず、2週間でカラーをはずすことができました。レイもすっかり元気になって、それまで同様、朝夕の散歩を元気に歩きまわっています。お陰様で、ウンチの出もいいみたい。見舞いに駆けつけた娘の二代目の愛犬ウメとも仲良く、遊んでいます。

よくいわれることだけど、健康は、何かあってみると、ありがたさをしみじみと感じるもの。そう、健康って、やっぱり素晴らしい! 大切にしなきゃあ、って改めて思いました。