健康太一ミニコラム:2017年春号3続々
今回は、凝り固まった思い、体の固着からの解放についてのミニコラムです。共に、心と体をもっと自由で闊達なものにしていきたいものです……
09 体の固着から解放されよう!
人の体には、大雑把にいって、200の骨と400の関節があり、それらを靭帯、腱、筋肉で結びあって、様々な動きを可能とし、生命活動を営んでいます。
私たちが、周囲の状況に即応して対応できるのも、こうした体内構造があってのことですが、時に問題となるのが、必要に応じて対応した形が、部分的にそのまま居着き残存してしまうこと。必要性が去ればニュートラルに戻ればいいのですが、部分が居着くことで、全体の動きが制約を受けるようになります。甚だしくは、そのことすら、気づかなくなってしまいます。
そうならないためには、やはり体を多方面に動かし、眺め、体の動きが正常か、バランスが取れているか、よくチェックする癖を日頃からつけることだと思います。
08 凝り固まった思い込みから解放されよう!
整体という仕事をしていると、時に、エッ、ということに出くわすことがあります。「もう治りません」「齢だからどうしようもない」……例えば、権威ある専門家からこう断定されてしまうと、方法はもう無いのか、とあきらめてしまいがちです。
でも、約十年間原因不明と複数の病院で指摘され、見放された手足のしびれが、たった3回の施療で消えてしまう現実を目にすると、やみくもに鵜呑みにするのもどうなのか、と思わざるをえません。
とともに、「生まれつき体が固いんだ」とか「もともと無理なんだ」と、勝手に決めつけ、自分を縛ってしまうのも考え物です。
そんな自他の凝り固まった決めつけや思い込みからもっと自由になり、自身を見つめ直してみたいものです。