2017年夏号1

健康太一ミニコラム:2017年夏号1

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今回は、体の平衡、バランスについての記事2本。体の動きを楽にし、健康を維持するためのちょっとしたヒントのご紹介です

11 体の“バランス”を取り戻しましょう!

「疲れてても、サークルに出ると、体が楽になる」という声をよく聞きます。これは一つには、普段使わない筋肉も含め、体を多方面に動かし、偏った使い癖が正されるためです。

過日、練功中に膝痛を気にする方がいたので、急遽、膝のお皿を使った簡便な改善法をお伝えしました。これも偏りを正し、バランスを回復する点にポイントがあります。

目でもそう。眼球には六種類の筋肉が付き、上下左右斜めに動かします。偏った使い方は眼球に歪みを生じさせ、近視や遠視、かすみ目の原因にもなります。

そこで偏りを取る動きをしてもらうと、目が楽になったと、早速、効果を実感する人が現れました。バランスって、本当に大切ですね!

10 気功的平衡ということ

気功的平衡ということ画像

左に行くには右に行くと、体・エネルギーの平衡がとれる(原画は、HUMAN PICTOGRAM2.0より)

ラジオ体操愛好家の方から「体を横に曲げる運動が苦手」とのお話を伺いました。ネットで確認すると、確かに、体の中心軸を保ったまま側屈しています。これでは腰や脇腹への負担も大きく、一般の人にはかなりキツイ動きになるでしょう。

そうならないためには……。手を左に動かそうという時には、何かを右に動かすと、体の平衡が保たれます。そう!この場合は、腰を右にもっていくと、動きが楽になるはずです。

同様に、上に行くときは下に、前に行く時は後ろに、外に開く時は内に寄せる……。すると、エネルギーの流れが等価になり、体が安定します。気功ではこれを“矛盾力”といったりしますが、この力は何も筋力に限らずとも、地球の重力やイメージでも結構有効に働くように思っています

09 体の固着から解放されよう!
08 凝り固まった思い込みから解放されよう!
07 何かをするということ、何かをしないということ
06 体幹と末梢運動について
05 姿勢美人と中心力
04 “力ずく”とは、なんとも無粋
03 静止して動く!
02 “脱力”のちょいヒント
01 ありとあらゆるものにある開合のしくみ