健康太一ミニコラム:2017年秋号1
今回は、ジメジメ時季に起きやすい体の不調とその対処法についてのヒント記事です。健康の維持改善、増進にお役立ていただければ、幸いです
15 “湿邪”から身を守ろう!
“湿邪”は、梅雨時のジトジトした季節に、体に余分な水分を溜め込むことで出やすい不調のこと。大気が多量の湿気を含むため、皮膚からの発汗作用が妨げられるのが原因の一つとされます。
経絡的には“脾”と関係。脾は体の中央にあって、飲食した栄養物を化成して全身の元気を養う源となりますから、ここがおかしくなると、体中に異変が生じかねません。足のむくみや腰のダルさ、関節痛等を引き起こしたり、代謝や免疫力が落ちて、病気にも罹りやすくなります。
うつ熱といって、熱が頭にこもり、足のほうに下りていかなくなったりもします。
そうならないためには、体を積極的に動かし、余分な水分を排泄し、身も心もスッキリさせるのが肝心。
ちなみに、こんなときに役立つ方法として伝えられているのが図のような導引法で、手足の屈伸や緊張・弛緩の動作を用いて、体の隅々にまで気を充満させ心身を調えていきます。
峨眉伸展功の揺頭擺尾式と何やらよく似てますね!
古くからの叡知に感謝です!