五十肩で日常生活にも困っている……(続)
初回の施療で腕は45度ぐらいまで上がるようになったものの、後ろ手で腰の高さまで上げられるまでには、さらに施療を重ねる必要があった……
<見立て~施療> (2回目以降)
前回は、病歴も含め、五十肩に至る経過と初回での施療の中身をかなり仔細に辿った。以下は、2回目以降6回目までの経過と施療の概要である
●2回目(10日後)
ほぼ全身にわたり変調が……
その後の経過)
本人の話。まだ腕を動かそうとすると、痛みが左肩左腕に残っている。また、右脚は膝から下がむくんでいるような気がする
施療)
前回を受けての当方の見立てと今後の施療方針を説明(前回<考察>参照)。五十肩は五十肩のみの問題ではなく、体全体のなかで全身的な観点から施術していく必要性がある旨をできるだけかみ砕いて説明
立位望診では、前回同様、右肩が上がり、左肩が下がる。ただ、膝に関しては、前回に比べて両膝が明らかに伸びて、内への入り込み減っているのに気づく。試しに、膝を伸ばして前屈をしてもらうと、結構できることが判明
とはいえ、各関節は依然、ほぼ全体にわたり気の詰まりが窺える。リストでの脈のチェックでも依然、肺、大腸経絡、腎膀胱経絡に変調がある。ただ、肝経絡については今回は出ず
チャクラは前回と違って、#1~#7の全てが正常回転に戻るも、#5、#6の回転は弱い
腹部の気の状態も前回とあまり変わらず、ほぼ全臓器にわたって変調が窺える
続いて、椅坐位で肩をチェックすると、横へはやはり上がりにくいものの、三角筋後部繊維、棘下筋に手で補助して働きかけると、前回施療後45度ぐらいだった腕が50度ぐらいまで上がることを確認。ただ、膝に関しては、正座ができない、アグラをかくように脚を開くと痛いとのことであった
FT(フィンガーテスト)の結果、仰臥位、上半身の影響が強いと出てきたことから、仰臥位で施療をスタート
体の動揺チェックでは、骨盤部が左へ、下肋部が右へ。左腸骨辺に強い圧痛があることから、股関節調整から行なうこととする
念のため、先に、手と足の井穴(手と足の指先にある気、生命エネルギーが流れるツボ)をチェックすると、ほとんどに変調がある。前回同様、腎膀胱経(攅竹~太谿のツボ、攅竹~京骨のツボ)と、さらに補助として、心小腸経(神門~腕骨のツボ)で補瀉調整を行なう。しばらくして、本人軽くいびきをかいて眠り始める
手足井穴の変調が全て正常化したのを受けて、左下肢から左足首、左足も含めてほぐし。下腿外側、大腿直筋の筋肉のハリが強く、念入りにほぐし。左脚屈伸、回旋。右脚についても同様にほぐし。この結果、左腸骨部の圧痛がかなり軽減。股関節ほぐしでわかったのは、足のむくみ、足首、膝がたいへん固く、股関節中心部も固いこと
次いで、左肩を施療。両側の肺経絡のツボ中府、雲門に圧痛。鎖骨第一肋骨間に詰まり。ともに左のほうが強い。本人、左肘の下辺りも痛みがあるような気がするとのことなので、調べてみると首の影響が疑われ、斜角筋をチェック。首を右に回すと楽とのことなので、そのことと腕を上げる角度との関係を理解してもらったうえで(右を向くと左腕少し楽に上がる。左を向くと上がらない)斜角筋調整と首回しで左右のバランスを調整。さらに、三角筋、棘下筋、上腕三頭筋を調整。中府、雲門のツボに関係する手第一指の井穴を刺激。その結果、中府、雲門の圧痛小さくなる。坐位で左腕外転チェックすると、左腕60~70度近く上がるようになる。さらに自分の右手で補助すると、90度近くまで上がることを体験してもらう
施療後)
立位で気の流れを眺めたところ、左頭部から左肩にかけて変調が残。リストでの脈のチェックでは膀胱経絡に変調が残。チャクラは正常化
今回の施療は、当初の目論見とは違って、概ね前回の気の調整をなぞるような形で、下半身のほぐし、左肩部、斜角筋関連のほぐしとなった。これをやっておかなければ、首からの影響がさらに出てきた可能性があったかもしれない。次回は、可能であれば運動療法的なほぐしも含めてやっていきたい旨を話
●3回目(5日後)
運動療法を加える
その後の経過)
本人の話。左腕は45度ぐらいまでは外転ができるようになったが、まだ上腕部分がつらい。とくに朝起きた時、ズキン、ズキンとする感じ。動かしていると、そのうち少し楽になる。右脚は、膝の内側が腫れてきたような気がする。じっとしていると痛い。動かすと少し楽になる。階段を使うのを止めようかと思ったりもする。首もまだ伸展すると、胸側、肩から上腕のラインにかけて響く。実は家にいたときテレビを見ながら眠ってしまい、首が椅子に当たっていたのが良くなかったのかもしれない。いま一番つらいのは、腕が不自由なこと
施療)
立位チェックでは、依然として関節各部のほとんどの気の流れが変調。右肩が上がり、左肩が下がる。頭がやや右方に振れる。重心は右足にかかる。リストでの経絡チェックでは、肺大腸経、腎膀胱経に加え、肝、心包経絡も変調。チャクラについては、問題なし
前回は気の調整とともに、仰臥位で下半身のほぐし、左肩部、斜角筋のほぐしまで進んだが、伏臥位での調整までは進むことができず。今回伏臥位で背面の調整まで進めたいが、その前に腕の痛みをある程度緩和し、伏臥位になれるよう、左腕の運動療法から始める
重さ200gほどの負荷を与えての振り子運動を主に、あと立位での開合功(手を開いたり合わせたりする簡単な気功法)で、呼吸とともに両腕の開閉動作を実習してもらう
本人には、五十肩の問題もあるが、血液循環を良くすることが非常に大切と伝える。立位開合功は、呼吸ととともに腕の開閉動作を伴うことで血液循環の面からも大切。セルフケアとしてやってもらうことにする
伏臥位。両腕は腰の横に置いた形でスタート。上背部が右に動揺。両膝の配置を調整することで、体の動揺と坐骨位置(左が1センチほど高い)が平準化。下半身ほぐし。特に大腿四頭筋の拘縮が強い。足裏ほぐし。腰ほぐし。膝ほぐし。股関節ほぐし。脚回しで、大腿四頭筋の拘縮がある程度緩和。仙尾骨左側と腰椎右側に強いハリがあるのをていねいにほぐし。続いて、上背部。上背部は肋骨に張り付いている状態。これでは肺の働きにも制約が強いと思われる。肩甲骨周りも含め、ていねいにほぐし。時間をかける。後頚部、後頭部を簡単にほぐし。腰の横に置いた両腕は、特に辛くもならず、なんとか大丈夫であった
仰臥位。左肩が多少つらそうなので左肩の下にパッドをはさみスタート。胸部、側部、脇部ほぐし
施療後)
本人、体がとても軽くなったとのこと。立位でチェックすると、左腕外転90度ぐらいまで上がるようになる。ただし、腕を後ろに回す動作は、痛みが出てできず。次回に調整することにする。三角筋ほか関連筋を全てチェックする必要性ありか。経絡では、肝、心包経の変調は消えたが、肺大腸経、腎膀胱経は依然残ったままであった
●4回目(6日後)
長時間坐りっぱなしで症状が悪化……
その後の経過)
本人の話。しばらくの間、調子はよかった。ところが、また悪くなり、昨日は痛み止めの薬を飲んだ。手も脚も首も。腕と肩がズキズキする。(何か思い当たることはありますか、と尋ねると)一昨日、遊び仲間と旅行に行き、トータル9時間、椅子に坐り放しで座卓を囲んでゲームをしていた。そのときはよかったのだが、家に帰ってから悪くなった。(いま手はどの程度上げられますかと尋ねると)70度ぐらいまでなら大丈夫だが、左手を後ろに回すと痛い。脚はむくんでいるような気がする
施療)
長時間坐り放しで体を動かさなかったことからくる血液の循環不良が悪化の主な原因と思われることを話し、改めて注意を呼びかける。その後、状態をチェックすると、前回の開始時に比べ、関節各部の気の流れはいっそう詰まりぎみで、経絡も肝経と脾経に新たに乱れが生じ、チャクラは眉間部の#6の働きが弱っていた
FT(フィンガーテスト)では、左腕(肩)が主原因と出たので、椅坐位でまず、左足のツボ湧泉と、手の第一指少商(肺経のツボ)、第2指商陽(大腸経のツボ)を使って、気の流れを調整。そのうえで、左手首、左肘、左肩と施術。操体法と関連筋のほぐし。筋筋膜療法、二指補瀉などを行なう。腕を後ろに回す筋肉、肘関連筋、上腕骨内側、外側上窩圧痛ほかをほぐし、調整
次いで、伏臥位、左向き側臥位になってもらい、首から、三角筋、上腕二頭筋、大円筋、小円筋、棘下筋、棘上筋をほぐし。広背筋と肩甲下筋に圧痛強く、小結節付着筋が強い影響を与えているもよう。それらをていねいに手技でほぐし。とりわけ左腋下から下肋にかけては一部にしこり状のものがあり、強い圧痛を訴えるのを、水晶のシトリンを使ってほぐし
仰臥位で右膝裏、内側を中心にほぐし。左脚も同様に。ともに大腿部の筋肉のハリが強い。ある程度ほぐしたところで、脚ほぐし、足首回しなど
仰臥位。前回した肩パッドは不要になった。後頚部ほぐし、耳ほぐし、顔面ほぐし。額の筋膜左に行かず、蝶形骨大翼を調整、後頭部手当。本人、眠り始める
施術後)
術後、顔色が明らかに良くなる。両腕外転、左右とも90度上がるようになる。前屈曲も比較的スムーズになる。足の甲のシミ状のものも色が薄くきれいになる。ただ、肺大腸経、腎経に変調が残り、関節の気の詰まりはかなり軽化も、まだ残った状態であった。セルフケアをしっかりやって血液循環を良くしてもらうよう伝える
●5回目(8日後)
血液の循環不良が大きな原因……
その後の経過)
本人の話。左肩と右膝がズキズキ痛い。言われた運動は少しやった。ただ、脚を動かすのはしていない。ズキズキは何もしていなくてもなる。朝起きるとき痛い。動かすと楽にはなるが、重苦しい。それに、手を後ろに挙げると重い、鉛のように。筋肉が痛いような気がする。血圧は、薬を飲んで80~140ぐらい
施療)
改めて、今の問題は多く血液の循環不良によることを1時間近く説明。2時間ごとに数分ずつでも取り組むぐらい体を動かすことを真剣にやる必要のあることを力説。脱力して甩手(腕振り)の方法を、実地にやってもらいながら再度説明。また、ふくらはぎを動かすことの重要性と、循環不良がなぜ腕にまで及ぶのか、なぜ左側にそれが出るのか(テレビを右に置いてゲームをやりすぎることの悪影響)等について、できるだけわかりやすくかみ砕いて話をする。すると、そういえば、と、本人の口から狭心症についての話が出る。30代に狭心症に似た症状が出たことがあり、15~20分ほどすると収まった。医者に行ったが、原因がよくわからない、逆流性胃腸炎ではないか、と言われ、幸い、そのときはそのまま終わった、とのことだった
例によって体の状態をチェックすると、チャクラには問題が窺えなかったものの、関節各部の気の流れは依然詰まりぎみで、経絡も肺大腸経絡と腎膀胱経絡、それに肝経と心経にも乱れが窺え、腎経絡がその主たる影響部と判断された。FT(フィンガーテスト)でも、背面の下部に不調の原因があると出たので、そこで、まず気の流れを調整することから施療をスタート
腎膀胱経(攅竹~太谿、攅竹~京骨)を補瀉調整。足趾チェック、両足のツボ脾経の隠白、肝経の大敦に変調。両内側足首の上脾経のツボ三陰交に圧痛。とくに左はへこんだままなかなか戻らず。補瀉調整をしたところ足の変調が正常化
気の流れがある程度整ったところで、伏臥位。体は骨盤、腸骨上辺、肋骨部いずれも右に動揺。頸は上部が右に、下部が左に動揺。両肩甲骨内側、右脇、脊椎左、右腸骨、仙尾骨など筋肉のハリ多し。一通り背中をほぐしたのち、下半身へ。左脚。左足首アキレス腱部に圧痛を訴える。調べると、膝内側が影響しており、膝内側は左坐骨部が影響部。さらにみると、どうやら右肩甲骨内側→脊椎左側下位、左坐骨にかけて斜めにハリが連鎖しているもよう。左坐骨ほぐしで膝、足首の圧痛が取れる。左脚をていねいにほぐし(膝部ハリ強い)→右脚ほぐし。同様に、坐骨、膝、足首、足裏ほぐし。この結果、体の動揺が収まる
背中を再度ほぐした後、側臥位右向き。右肩、肩甲骨、右腕ほぐし。とくに脇の下、ハリツキが強い。広背筋のライン、大円筋、小円筋ほぐし。肩甲骨内側ほぐし。続いて、向きを変え、左側をほぐし。上腕骨小結節、圧痛強い。肩峰圧痛。中府、雲門圧痛。心経中指のライン気の逆流箇所3か所を調整。大胸筋ほぐしで、圧痛取れる
伏臥位に戻り、後頚部、後頭部ほぐし
仰臥位にて下半身整体。右脚、大腿内側短縮をていねいにほぐし。脚の動きが軽化したところで、左脚を同様にほぐし
続いて胸郭部。胸の中心のツボ膻中より上部に圧痛強い。水晶のローズクォーツでほぐし。ある程度軽くなるも、十分には取れず。頸の問題とみて、斜角筋ライン、頸椎ほぐしを行なったところ、取れる。第1肋骨、鎖骨下の圧痛調整。続いて、顔面部ほぐし。側頭骨乳様突起部両側圧痛強い。水晶のアメジストでほぐし。胃経承泣・四白のツボの圧痛をほぐし。後頭部ほぐし、とくに頸椎をていねいにほぐし。後頭部手当、本人よく眠る
施療後)
本人、体が軽い、スッキリしたとのこと。手も両側とも肩まで上がるようになる。これまでできなかった左手を前から肩にもっていく動きもできるようになる。本人には、次回までしっかりふくらはぎの運動と甩手をやってもらうように依頼。いずれにせよ、今回ようやく体の前面、後面を整体できたことになり、気の流れも心経絡に少し乱れが残り、両膝関節部の気の疎通が多少滞りがちであるものの、他はかなり整うこととなった
●6回目(9日後)
目の奥に痛みが現れる……
その後の経過)
本人の話。前回施療してもらったあとは肩も軽く、元気だった。ただ、その後出かける機会が多く、昨日あたりから疲れてきて、左腕を横に動かすと肘の上辺りの筋肉だと思うが、痛くなった。ゆっくり軽く動かしていると、楽になった。言われた運動は、忙しくてあまりできていない。手(腕)を時々動かす程度で、脚はやっていない。それと、目の奥が痛くなり、眼科へ行って、診てもらった
目が悪くなったのは今回が初めてではなく、5年ほど前に医者にかかった。そのときは、緑内障の兆候があるといわれ、レーザー治療をした。今回は、なんとか神経痛ですね、と言われた。いまも左目がショボショボしてまぶたが重く、うっとうしい感じがする
施療)
目の問題については、これまでも言ってきているように、血液の循環の問題が大きいように思う。神経痛というのはたぶん三叉神経痛のことだと思われる。三叉神経は、脳神経の一つで目と顎に関係している。冷えや体の不調があったり、首や肩こりがあると、目の奥が痛くなったりするといわれる。血液の循環を良くし、体の不調を癒すためにも、やはり甩手など手(腕)や脚を動かすことを真剣にやってもらいたい旨を、繰り返し根気強く話をする
その後、立位で体の状態をチェックすると、関節各部の気の流れは前回ほどではないにせよ依然詰まりぎみで、なおかつ前回にはさほどなかった頭部の詰まりが頭全体に及んでいて、目の話との関連性が窺えた。経絡も依然肺大腸経絡と腎膀胱経絡に変調が窺え、チャクラでは、目の部位に関係する#6のチャクラのみ反応が弱く、あとは特に問題のないことがわかった
そこで、まず本人が気にしている目の問題からアプローチすることとし、アメジストの水晶と手技により、目の周りの気の流れを調整していったところ、左目が楽になった、との反応が得られた。再度チャクラをみると、#6の反応が正常化していた
続けて、仰臥位になってもらい、体の動揺をチェックすると、臍から上の上体が左に、頭部は右に動揺。左上腕が重たく、左肺部が重苦しい。右膝も依然つらいということなので、試しに右脚膝部分を他動的に回旋してみると、左に比べかなり重い。骨盤部の動揺は見られないものの、姿勢をみると、上体は左に行って左肺と左上腕部を緊縮させ、その分頭部と右脚部分で体全体のバランスをとっているようにみえる
前回同様、気の流れの調整から入る。腎膀胱経のツボ攅竹、太谿、京骨の間で補瀉調整。そのあと、右脚を整体手技。上体の動揺がある程度緩和されたところで、立位になってもらい、左腕の運動療法と操体に移る。左腕は胸の高さほどしか外転できず、後ろ側に手がいきづらい。肩の伸展もつらい。左腕前振り、前後縦方向操体。圧痛の強い肩部上腕小結節部、棘上筋部、斜角筋部、大胸筋部等ほぐし
少し腕が後ろに振れるようになったところで、横振り(内側へ)、左右方向操体。肩関節内転外転のための筋肉調整。前腕回内回外操体と関連筋調整。続けて、肘屈曲、肩甲骨下方回旋等を同様に行なう。その結果、両腕を後ろに回し、腰の高さまで両手が触れるところまで、できるようになる
その後、伏臥位になってもらい、背中部ほぐし。下半身坐骨部、膝部、足裏部、足首部ほぐし。それから上に行って、後頚部、後頭部ほぐし
仰臥位で、下半身へ。筋肉のハリの強い大腿前部等を含め、ていねいにほぐし。胸郭部→腹部→前頸部→顔面部→後頭部とほぐし。そのうち、本人よく眠る
施療後)
顔色が明らかに良くなる。本人、体がとても楽、とのこと。体にみられた不調箇所はすべて正常化。チャクラの#6は勢いが強大になる。本人には、腕振り、ふくらはぎの運動を励行してもらうよう改めて話
さて、この6回目で、ようやく身体の関節各部の気の流れや経絡の運行、チャクラの状態も、ひとまず正常の域に近づき、両腕も後ろ手で腰の高さまで挙げられるところまできた
この調子で、あともどんどん回復への途を辿ればよかったのだが、残念ながら事態はそうはならず、この後も山あり谷あり、一難去ってまた一難という具合で、結局、本人が日常生活に困らないというところまでこぎつけるのに、1週間から10日ぐらいの間隔を置きつつ、さらにあと8回の施療を要することになった
これについては、次回の本項最終稿に譲り、まとめとして「人はなぜ五十肩になるのか?」という小さな“私見”も添えて、述べることにしたい