カキドオシはゴツコラ似の、糖尿病にもいい薬草
カキドオシは、ゴツコラ（ツボクサ）と見まがうばかりに瓜二つ。調べてみると、これまた、なかなか凄い薬草でした……
ゴツコラ、発見？？
ある日の散歩道、ふと見ると、路傍にゴツコラ（ツボクサ）らしき雑草が……。えっ、こんな所に自生していたの！ 少し疑いながらも、喜び勇んで手に取り、持ち帰りました。
ゴツコラについては既に取り上げました。
その効能は素晴らしく、もう一度繰り返すと、
・心的疲労を減少させ、精神を明晰にする強壮剤
・慢性静脈不全の治療、血行促進と浮腫の改善
・様々な皮膚疾患の治療
・記憶力、認知力、学習力の向上
・多尿、呼吸困難、喘息、貧血
・胃の働きの改善 ……
と様々。WHO（世界保健機関）が「重要な薬草」として認定したほどでした。
早速、我が家で持ち帰ったものを、伊豆大島の薬草農場しまのだいちさんから昨年６月に苗を送っていただき、育てていたものと比べてみると、どこをどう見てもゴツコラのよう。わぁ～、こんなに身近にあったのだと、とてもハッピーな気分に。Sumも大喜びです。
ニコニコ太一気功サークルのお仲間にも、ゴツコラ（らしきもの）発見！ を報じたところ、Hさんが、詳しい知人がいるので、聞いてみよう、と確認してくれることになりました。
写真は、ともに今年の5月14日時点のもの
左ゴツコラ、右カキドオシ、一見しただけではわからないほど似ている
その結果は、……。残念！ ゴツコラではなく、カキドオシということでした。
ゴツコラに負けない、カキドオシの凄い薬効
え～、違うの～。カキドオシって、確かその名のように、茎が長く伸びて垣根を通り抜けていく草なのよね。その程度の漠然とした認識しかなく、実際にどんなものなのかは、よく知りませんでした。それにしても、ゴツコラとよく似ていること……。そう思いつつ、これもネットや本でいろいろ調べてみると、カキドオシはカキドオシとして、やはり凄い薬効があることがわかってきました。それによると、
・利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、腎臓結石、膀胱結石などに
・子供の疳（かん）、虚弱体質に
・強壮、かぜ、泌尿器の病気などに
・気管支と肺の病気に
・血糖降下作用に ……
とりわけ、糖尿病治療生薬としてカキドオシのエキスは、血糖降下作用が特異的で、なおかつ副作用が認められない薬草として、1968年の日本生薬学会で研究結果が発表されたそうです。
少し落胆しかけていた気持ちが、またもや上昇気流に！ Sumと話し合って、カキドオシも是非、自家栽培で増やしていこう、ということに決定。
ステビア、ゴツコラ、カキドオシ――自然の薬草を有効活用しよう！
その後、幸い、カキドオシのほうも、ステビアやゴツコラ同様、一冬を乗り越えて、無事、生育中です。こちらのほうも、我が家でいろいろ試してみる一方、関心のあるお仲間にもお分けし、有効活用の道を広げていければ、と思っています。
２週間ほど乾燥させたカキドオシ。これからお茶にしていただく予定
ステビアの葉を摘んでは、そのままムシャムシャいただいてます
ちなみに、ステビアの薬効も、改めてここでもう一度触れておくと、
・ずば抜けた抗酸化力をもち、脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化から起きる血流障害、肝機能障害、糖尿病、アトピーなどの脅威から解放してくれる可能性をもつ
・ダイオキシンやタパコのニコチン、さらにアレルギー症の原因物質ヒスタミンをも分解解毒するという注目すべき力
・免疫力・抵抗力を体の根幹から増進させる効果がある ……
ステビア、ゴツコラ、カキドオシ――いずれも自然で、身近にあって、あるいは雑草として打ち捨てられていたかもしれないものが、人の体に多くの効用をもたらし、副作用もない、少ないとなれば、これに優るものはありませんからね。((o(^-^)o))ワクワク