秩父夜祭に行ってきました!

◎ 秩父夜祭に行ってきました!

秩父夜祭屋台画像

12月3日の大祭に、サークルメンバー有志と出かけました。300有余年の歴史を重ねた伝統のお祭りは、気功・太極拳とも近しい関係が!?……
ハ~イ、行きます!

気功・太極拳サークル仲間のHさんに誘われて、秩父の夜祭に出かけることにしました。
秩父にはこれまでにも何回か出かけたことがあるのですが、夜祭は今度が初めてです。

昨年、ユネスコの無形文化遺産に登録され、過去最高の観客を集めたということをニュースで知っていましたし、秩父には何度も行って土地勘と情報通のHさんがガイドをしてくれるというのですから、これは願ってもない機会だと思って、即、参加を決めました。

こうして、12月3日、日曜日、13時過ぎ、入間市駅から西武鉄道のレッドアローに乗り込み、いざ秩父へ。参加メンバーは、Hさんの知人のNさんご一家4名と、ワーキングホリデー先のカナダから帰国したばかりのO青年、それにHさんと、同じくサークルメンバーのKさん、それにmichiとsumの9名です

横瀬からはトコトコ歩いて

三十数分後、特急電車は横瀬駅に到着。ここで降りて、秩父市内まで歩いていきましょう! というのが、Hさんの提案です。

横瀬駅

秩父の一つ手前、横瀬駅で下車 ここから羊山公園を経て、祭り会場の市内に向かう

雲一つない、12月にしては暖かいほどの好天のなかを、まずは羊山公園めざしてウォーキング。やがて、行く手に花火が上がり、眼前には武甲山が。

晴天下の花火

晴天の下、特別な日を寿ぐように、行く手には花火が上がる

武甲山

田舎道をトコトコ歩むと、眼前に武甲山が

陰陽再開を寿ぐ日…

なんでも、秩父夜祭というのは、秩父神社に祭られた女神の妙見様が、武甲山の男神龍神様に年に一度出会うのをお祝いするお祭りなんだそうで、う~ん、なんとも浪漫ティック?

それに、女神様を「地」、男神様を「天」と見立てて、天地合流のお祭りという情報もあります。そんな話に接すると、気功、太極拳をことのほか愛好する我らサークルメンバーにとっては、なにやらとても近しい感じがして嬉しくなります。というのも、気功・太極拳のバックボーンには、東洋の哲学思想があり、そこでは陰陽論や天人合一、陰陽和合といった話をよく耳にしたり、目にするからです。

羊山公園では寒桜が…

そんなことを胸に思いながら歩を進めると、やがて芝桜で超有名な羊山公園に到着。この羊山公園で、お祭りの花火が、盛大に打ち上げられるのだそうです。

羊山公園

羊山公園。ここで6000発とも7000発ともいわれる花火が打ち上げられる

そして、芝桜の丘に隣接してあるのがこもれびの庭。広大な雑木林のなかではクリスマスローズの植栽が進んでいるんだとか。ここでHさんは、今回参加のNさんご一家の子供二人と、趣味のバードウォッチングに夢中です。

こもれびの庭

こもれびの庭

羊山公園から見た武甲山

冬晴れの羊山公園から見た武甲山

公園内では、寒桜(十月桜)も咲いていました。

寒桜(十月桜)

寒桜(十月桜)

寒桜を愛でながら談笑

愛でながら談笑

パン屋さんで一休み

羊山公園を抜けて市内に入り、「ラパンノワール」というパン屋さんで一休み。ここはHさんのお知り合いがやられているお店とのこと。国産小麦と天然酵母を使った手作りパンの店で、三年番茶(無農薬有機栽培の日本茶)やレーズンパンなどを美味しくいただきました。

ラパンノワール

美味しいパンのお店ラパンノワール

三年番茶とレーズンパン

三年番茶とレーズンパン

店内には、自然志向のお店にふさわしく「脱原発神社」が祭られ、憲法9条にちなんだ「豆九」パンも陳列販売されていました。

脱原発神社札

脱原発神社札が店の一郭に

豆九パン

豆九パン

ここでたまたま出会って話をしたのが農業志望の青年。その方がなんと気功サークル会場のある入間市武道館の近くにお住まいだと聞いて、ビックリ! 世間って、ほんと狭いものだなあと実感。

人、人、人…

小腹を満たしたところで、さらに市内に入っていくと、そこはもう人、人、人でいっぱい。

タウン・ウォーク

市内は祭り見物の人でいっぱい

レトロな雰囲気の建物もあちらこちらにあり、なかなか結構な趣きです。

レトロな雰囲気の建物1

レトロな雰囲気の建物があちこちに

レトロな雰囲気の建物2

なんとも郷愁を誘われます

そうこうするうち、秩父神社に到着。目の前に、立派な笠鉾が。お祭りでは2台の笠鉾と4台の屋台が市内を巡行すると耳にしましたが、笠鉾と屋台の違いがよくわかりません。聞くと、水引幕と後幕がないほうを笠鉾というらしい。

秩父神社前の笠鉾

秩父神社前の笠鉾

秩父神社

神社はお参りの人で大賑わい

この秩父神社に祭られているのが、先にも述べた女神の妙見様で、6台の笠鉾・屋台はこの秩父神社からスタートして、秩父鉄道の秩父駅から一駅先の御花畑にある秩父公園内の御旅所に向かうのだという。

ふるさと館でお祭り見学

人波をかきわけ、我々一行が祭り見物の拠点としたのが、秩父神社から目と鼻の先の秩父ふるさと館、お祭り通のHさんお勧めのスポットです。

館内で、秩父の銘酒、秩父錦と武甲正宗を飲み比べ、堪能し、甘~いお汁粉を頂戴し、都内の町田市からツアーバスで来たというおばちゃんたちと談笑しているうちに、いつしか夜の帳が落ちて、いよいよ屋台の巡行が目の前に姿を現します。

ふるさと館から巡行見学

秩父ふるさと館の前から巡行見学

見所の一つが、秩父神社から来た重さ数十トンもある屋台や笠鉾が、ギリ廻しといって、テコの原理を応用し、小太鼓のリズムに合わせ方向転換をするところ。このギリ廻しが行なわれるのが、秩父ふるさと館のすぐ前なんです。

屋台1

豪華絢爛な笠鉾・屋台が

屋台2

眼前を通過

屋台3

目を楽しませてくれます

屋台4

ホーリャイ ホーリャイ

大勢の観客が注視するなか、大きな掛け声とともに、場は大盛り上がり。続いて屋台の後には、高張提灯がにぎやかに続く。ふと見上げれば、屋台の上に満月が。

高張提灯

高張提灯もにぎやかに

屋台と満月

満月様もご見学?

花火、花火、花火…

そしてクライマックスは盛大に打ち上げられる花火の数々。

花火1

ふるさと館から花火見物

花火2

夜空に咲いたペア花火

花火3

ドーン パァー

満月と花火

満月様も愛でられる

気がつけば、気温もぐっと下がり、露天商が軒を連ねる西武秩父駅前で、熱々の餃子入りスープをいただく。

花火4

駅前の露天商の上にも花火咲く

心も、目も、耳も、お腹も、大いに満足したところで、21:25発のレッドアローに乗車。幸せな気分で皆な家路についたのでした。

秩父の神様、祭りを支える市民の皆さん、そして長時間にわたり好ガイドをしてくれたHさん、さらには様々な素敵な出会い、好天のお天道様、満月の夜空、時間順守の鉄道機関……諸々に感謝。ありがとう! (=^▽^)ノ